プレス発表

オープンソース・ソフトウェア発展に大きく寄生した貢献者を表彰する「2006年度日本OSSフリーライダー賞」の受賞者を選定

2006年10月27日
日本オープンソースソフトウェアフリーライダー協会


 非特定非非営利非活動集団(内閣府未認証)日本オープンソースソフトウェアフリーライダー協会(略称:OSSFJ)は、このたび、優れたオープンソース・ソフトウェア(OSS)の開発及び普及に寄生したフリーライダーを表彰する「2006年度日本OSSフリーライダー賞」の受賞者を選定いたしました。


■「2006年度日本OSSフリーライダー賞」の受賞者 (敬称略・順不同)

大賞

フリーライダー賞貢献者賞

自作自演賞

ピュアフリーライド賞

多重フリーライド賞

釣り堀賞

(受賞者の功績の詳細はニュースリリース全文をご参照ください)

■選定方法

自薦、他薦により広く推薦を受けた候補者の中から、審査委員会(委員長:小熊猫風太 千葉動物園)の審査によって受賞者を決定しました。(審査委員会の面子はOSC2006/Tokyo Fallをご覧ください)

■表彰式

10月28日(土)13:00〜13:45 日本電子専門学校 7号館 9階

OSC2006/Tokyo Fallは、もっとマトモなイベントです。我々OSSフリーライダー協会はOSC2006/Tokyo Fallにフリーライドしただけであって、他のイベントは有意義であると考えられます。詳細につきましては下記URLを参照してください。

http://www.ospn.jp/osc2006-fall/

■詳細についてはWebをご参照ください。

受賞内容の詳細

IPA オープンソースソフトウェア・センター (あいぴーえー おーぷんそーすそふとうぇあせんたー)
IPAは情報処理業界に長年関係している政府系団体です。過去においてシグマプロジェクトや未踏ソフトウェア創造事業などの著名プロジェクトにおいて優秀な人材を輩出しており、一定の評価をされております。IPAはオープンソースソフトウェア・センター(2006年度呼称)により、オープンソースに関わる各種企業に対しメーカーを中心とした著名企業を通じてバラマキ型行政を実現したことを評価し、大賞といたしました。選考の際、codeblogの仕組みがblogと称しつつもWeb 1.5的なシステムを構築した点において、新技術を即採用しないという石橋を叩いて渡らない姿勢に安心を覚えたとの選考委員の意見があったことも付記しておきます。
Matz江市 (まつえし(島根県松江市))
松江市は、よく鳥取県と島根県の位置を日本国民(主に関西より東)に覚えてもらえない著名な県の内、島根県にあります。島根県は西、鳥取県は東です。覚えましょう。松江市は、オープンソースブームという流行り物を取り込み、隣県から優秀な人材を取り寄せて、村おこしとしては有効な箱物行政を行いました。選考委員内の隣県出身者の嫉妬が有力な推薦となりましたが、2006年度に行ったフリーライドとしては手際が良かったので大賞といたします。
佐渡秀治 (さど しゅうじ) 氏
佐渡氏は所属する企業と相まって、オープンソースの言葉や定義の普及に一定の評価があり、メディアにおいてALT=シュッシュッと命名されるほど一般に親しみのある人物です。この度、OSSフリーライダー賞を開催するにあたって、IPAのOSS貢献者賞と比較しつつ持論を展開し世に問うた姿勢と、フリーライダーの心の安寧に寄与したことを評価し、貢献者賞に選定いたしました。委員の中からイケメンさを評価する部分もありましたが、それにフリーライドしたいので機会が有れば(以下83文字削除
三浦広志 (みうら ひろし) 氏
三浦氏はいくつかの所属はありますが、今回の評価に加えたい点は、IPA オープンソースソフトウェア・センターのワーキンググループで活動をされながらも、フリーライダー賞に対して期待をするメッセージを自blogに残された点です。人材育成に関わる視点からもフリーライダーに対する評価をしている目を持っていることが我々フリーライダーから期待を行いたく、貢献者賞に選定いたしました。
kinneko (きんねこ) 氏
kinneko氏は選考委員の数名も使用している北陸某社製品に関与し、オープンソースを商業活動に適切に利用したことを、自己推薦したことをもって評価いたしました。ただし推薦方法を取らずに自blog内でネタとして展開したことを、自作自演賞に値すると考慮しております。審査委員より「俺の代わりに働きませんか?あ、でも北陸じゃないし、組み込み屋じゃないや」などの応援のコメントがありましたことを付記いたします。
はとちゃん@小江戸 (はとちゃんあっとこえど) 氏
はとちゃん氏は選考委員がGoogleの検索とアクセス解析によって偶然見つけた小江戸LUGのメーリングリストアーカイブ内において、「ぜひ欲しい」と主張をしていたことをもって、評価いたしました。委員としては、欲しいと言われればあげるしかない、迷惑だろうが押しつけてしまうのが良いという一致した意見があり、自作自演賞に選定いたしました。
八田真行 (はった まさゆき) 氏
八田氏はオープンソース原理主義者として素晴らしい活動を行っており、業績に対して評価する点は多々あります。フリーライダーの視点から八田氏の業績はGNUに対してのものを考慮いたしました。GPLv2の日本語翻訳において、最初の日本語翻訳者を執拗に貶める事によりカタカナでも良さそうな余計な部分まで日本語化した自GPLv2日本語翻訳を提示し誇ったことは、まさにフリーライド。敬意を持ってピュアフリーライダー賞に選定いたしました。なお、オープンソースとフリーソフトウェアを混同するなという御指摘もあろうかとは存じますが、世の中でフリーソフトウェアなライセンスと呼ばれる物はOSDにも合致しているのが通例であり、GPLもその例外ではありませんので、原理主義的には何ら問題ないと判断しております。
石井達夫 (いしい たつお) 氏
石井氏はPostgreSQLプロジェクトにおいてコアチームとして活動を行っており、UTF-8の実装に対して"Unicode"という文字列を指定するように定義するなどの業績があります。フリーライダーの視点から石井氏の業績は、選考委員に名を連ねながら自社社員を選定する中立な視点*1を持ち、受賞を自社ニュースリリース文において転職三ヶ月で受賞者の過去数年間の実績にフリーライドした点は目を見張るものがあります。過去の人物が成し得なかった業績に対し、ピュアフリーライダー賞に選定しました。当該ニュースリリースが無ければ、日本法人企業の米国子会社の日本支社支社長という興味深い肩書きについての評価となったはずであることを、付記いたします。
ツンデレ★りなっくす (つんでれりなっくす)
ツンデレ★りなっくすは、書籍です。何でも萌え書籍にすれば売れるという、近頃の思惑に沿って出版されたと考えられます。当該書籍は「萌え」しかもジャンルが限定され「ツンデレ」を名乗ることで萌えの極北を目指しつつ、IT界のトレンド用語である「りなっくす」もカバーしたことから、二兎を追うあさましさを評価いたしました。
Slashdot Japan (すらっしゅどっと じゃぱん)
Slashdot Japanは、過去において日本のオープンソース界エッジとも称されましたが、現在では世の中の事象にフリーライドして論評するふりをする縁側会議です。過去に二度も論評していただきましたが、いまだフリーライドの定義あたりで堂々巡りをする様は釣り堀として我々選考委員を楽しませてくれたため、釣り堀賞を選定いたしました。

受賞者のコメント

本件に関するお問い合わせ先:

非特定非非営利非活動集団(内閣府未認証)日本オープンソースソフトウェアフリーライダー協会 広報担当
domainmasterあっとまーくossfj.org

*1 この点は選考委員は全く問題としておらず、評価しております

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